馬券を買ってレースを観ていると、その上、自分の馬券が当たりそうだと思うと、ゴール前に眼は釘付けになり、その後方がどうなっているのかなんて知ったことではありません。
しかし、NHKマイルレは今後も続き、ここに出走した馬たちも次こそはと頑張り、秋以降のマイル路線を担うかもしれないので、このレース全体を冷静に分析することは必要不可欠であります。
尚、反省会では自分の意思や感情が多少入っているので、今回は数字中心の分析になります。
まず勝ち馬のタイムを単純に指数化すると１０６になります。これは当日の馬場指数考慮前の数字なのであくまでも参加値に過ぎないのですが、マーズ君の皐月賞の指数は１０４であり、中2週でそんなに成長力を考慮する必要がないとすると今回も１０５前後で走ったと仮定出来ます。
しかしです。だとすると１０着馬も指数１００で走った事になってしまいます。とすると、このレースレベルは非常に高いものになりますが、トライアル戦のレベルは決して高いものではありませんでした。
前にも書きましたが、レースレベル判断に勝ち馬から１秒以内に何頭いるか調べる方法がありますけど、今回は頭数が多すぎます。つまり、レベルは低いと判断するのが正解かもしれないのです。
さて、どちらなのか？早急に答えを出す必要はありませんから、ここは一旦他の芝レースを見ましょう。そうすると、三才500万戦の走破タイム指数が９４と出ました。メンバーレベルが高そうでないレースでの高い指数。このレースの予想指数は８５〜９０なので、馬場差は＋９〜＋４。芝は予想以上に早く乾いているのが分かります。
…てことはNHKマイルはもっと乾いていて、さっきの１０６は１０２〜９７に修正出来ます。どっちにしてもマーズ君は皐月賞での能力を発揮出来ていない可能性…つまり、疲れが残った状態での今回のレース出走の可能性が高まり、他馬が多数マーズ君に迫って来たことも納得出来ます。
…で、逃げて潰れた馬・疲れが残る皐月賞組と桜花賞組を除いた馬たちの成長力を加味すると、今回マーズ君はだいたい１０２前後で走ったと仮定すると、他馬の指数も丁度良い具合になります。
これだと桜花賞で１０１あったアレグリアちゃんは９７。他の皐月賞組と桜花賞組も軒並み指数を下げていましたから、一度Ｇ１レースに標的を合わせたこの時期の三才馬は、最低一月の休養が必要かもしれません。
まぁ、マーズ君の様に頑張り屋さんもいるのですが、それでも指数を下げているのですから、注意が必要な事は確かです。
逆に、前走のＧ１レースを出遅れて最後は２秒以上離れてゴールした馬がいたら、余力が残っているので、人気を落としていたら買いなのかもしれません。
来年以降もNHKマイルは、皐月賞や桜花賞からの参戦する可能性が高いので、これは覚えておいて損は無いと思います。
★おまけ★
今回のNHKマイルは、人気の二頭の能力が抜けていた事は皆知っており、どちらを軸馬にするかにするか？と、２着に入った１８番馬の馬券を買えたか？の２点に要約できます。
前者については数字ては分かりません。調教に表れていた可能性はありますが、私には分かりません。しかし、後者については簡単に分かります。ハイペースと予想して、追い込み馬・差し馬の中から「しんがり指数」の上位馬を選ぶだけですからね。
ホントの所は、アレグリアちゃんが馬券に絡まなかたったのは想定外で、念の為に押さえた馬券が当たっただけですから、そんなに褒められたものではないのです。
だから、ダービーかオークスを本線で当てないと、まだまだダメだと思うのです！頑張りましょう！
